マタニティの腰痛
妊娠中に肩こり・腰痛を訴える方はかなり多くいます。
はたまた妊娠中に坐骨神経痛を発症してしまう方もいたりします。
そんな妊娠中の身体のケアについて、そして施術を受けてもいいものなのか、問題はないのか・・・
についてお話していきます。
妊娠中の身体の変化
妊娠中はいままでとは違って、一生の中でも特別な期間です。
お腹の中に赤ちゃんを宿し、お腹の中で育み、そして出産する。この10ヶ月の間に身体も大きく変化をし、精神的に大きな変化があり、ととってもスゴい特別な期間であることは間違いないです。
女性の凄さには男性は脱帽です。
骨盤の歪みが出やすくなる
妊娠中は、ホルモンのバランスが変化し、そしてどんどんと大きくなっていくお腹のためにいろいろな変化、身体の痛みや不調といったことが出やすくなってしまいます。
妊娠の初期から関節や靭帯を緩ませるホルモンが分泌され、その他には、身体をしっかりと支えるため筋肉への負荷が増加したりすることで、骨盤が歪みやすくなってしまいます。
赤ちゃんの成長と共にお腹も前に出ていき、身体の重心も同じく前方へ移動していきます。そしてその大きくなっていくお腹を支えようと、お尻の筋肉や腰の筋肉で負担し、そこから腰痛へ発展していきます。
赤ちゃんが大きくなっていく過程で、お母さんの身体はそれに対応するようどんどんと変化をしていきます。
来院される多くの妊婦さんが一番に訴える症状は骨盤部の痛み・腰痛。
やはりどんどんと変化していく部位です。
なかには骨盤の歪みから坐骨神経痛を起こしてしまい来院される方も多いんです。
最もヒドかったケースでは身体を歪めた状態で来院してきました。(ただでさえ妊娠中でツラいのに坐骨神経痛なんて・・・)
そんなある意味では不安定な状態の身体。
妊娠中でもケアをしていくことが大切かと思います。
お腹の赤ちゃんへの影響は???
妊娠初期にはまだ胎盤がしっかりと完成していない時期になります。安定期にはいってからの施術をおススメします。
当院では妊娠初期の患者さんの来院はありませんが、症状が出始める来院される方は、中期から後期の方が多いように思われます。(この時期になれば安心して施術を受けてもらっても心配ないかと思います。)
また臨月に入りお腹の赤ちゃんもますます成長してくる時期にも、骨盤痛や腰痛が出てきます。
これも出産へ向けての準備段階が始まっていることの現われになります。
出産前まで施術を受けることが可能です。どうしてもツラい症状がある方は一度相談してみてください。
おまけに・・・
産前に施術を受けると骨盤の開きもスムーズになるようで、みなさんスルッと短時間で出産されるようです。
産後の調整で来られた多くの皆さんがそう言われていました。(*^。^*)
(だからってことで、2人目の出産も楽に産みたいからって、予定日の数日前に施術をしに来た方もいました。結果は1人目の時より少しだけ長くかかったようですが、助産師さんからはぜんぜん早くて安産だよってことだった、とのことです。)
最後にこれだけは絶対にNG
妊娠中には
ボキッ・・・
バキッ・・・
といった極端な施術をおこなうことは絶対に避けてください。