膝の痛み

膝周りの筋力が落ちている

これは膝周囲の筋力が落ちているために、普段使う際の負荷に耐えられないといったもの。はじめは良いが時間が少し経ってくるとだんだんと耐えられなくなり痛くなってくるといったケースがこれ。膝周囲の筋力を回復・強化していくことで改善されていきます。

膝の骨が変形してきている

最近多く見られているのが、このケース。いわゆる変形性膝関節症といわれるものです。整形外科では手術の適応として、手術を勧められることも多いようです。このようなケースでは丁寧に身体全体の歪み、膝関節の歪み・バランスを整え負担を減らしてあげると、歩くことは全く問題がなくなることも多くあります。

膝の中を痛めている

激しくスポーツをやってきた方、膝を変なふうに捻ってしまった、などといったなんらかの原因により半月板・前十字靭帯・後十字靭帯といったものが損傷しているもの。施術をおこなうことで改善していくものもありますが、手術の適応も多くあります。膝がガクガクする、膝を曲げ伸ばしするとコクコクとなる（音がなることも）、変に腫れがつよいなどがあれば一度病院を受診することをお勧めします。

膝そのものに原因がある

膝に痛みや違和感があるなどの場合中高年では変形性膝関節症が最も多くみられます。一般的に言う『加齢ですね』や『歳のせいだね…』といわれるものです。膝の中にある軟骨が年齢とともに少しずつ擦り減っていき炎症がおこりはじめます。さらに進行すると関節の変形が起こり破壊されていきます。
若い方に多く見られるのはスポーツや運動によるケガによるものです。膝の中の損傷、十字靭帯・半月板損傷・軟骨の損傷が最も多くみられます。ひどいケースではいわゆる『関節に水が溜まる』といった状態になり、歩くことが困難になります。

膝そのもの以外に原因があるもの

膝の痛みの多くは骨の変形だけが問題ではありません。大切なのは身体のバランス。身体のバランスがくずれてくると、膝へ捻じれが発生し、負担が増してくるのです。またO脚や足を組む姿勢・横座り姿勢などの悪い姿勢は身体のバランスをくずす要因となります。

膝の痛みは膝だけの問題だけではない

歩行時は骨盤・股関節・膝関節・足関節などの関節の動きや、筋肉の働きがおこなわれます。
立ち上がり動作・しゃがみ動作なども同様。姿勢の変化の際に膝への負担が高まり痛みが引き起こされます。痛みや違和感ある場合はこの動作のなんらかの部分でスムーズさに欠けている状態がほとんどです。身体のバランス・関節や筋肉的なバランスを改善していき良くなることで、多くのケースは改善されていきます。

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