緊張型頭痛 or 偏頭痛 ?!
みなさんも人生で一度や二度は感じたことがあると思いますが、そんな頭痛のはなし。
頭痛の中には脳に異常があり発生しているものもあり、生命の危険が隠れていることもあります。頭痛には原因がさまざまにあり、それに対応した予防法や対処法がかわってきます。日本人の1/3の方が日常的に慢性的な頭痛を抱えているともいわれているのです。
代表的な頭痛はこの2種類。緊張型の頭痛と偏頭痛となります。
①緊張型頭痛
”症状は・・・”
緊張型頭痛は主に頭の後ろ、後頭部を中心にし頭の周りが締められるように痛み、大きな重さが頭にかかっているような痛みがあることが特徴です。偏頭痛のような吐き気を伴うといったこともなく、動いていても痛みが悪化することもないため我慢のできる範囲で日常生活が過ごせます。しかし慢性的な緊張型頭痛になるとズキンズキンと痛みがでて、吐き気を伴うこともあるので、判断が難しくなってきます。数時間でおさまる方もいたり、数日続いたり、また1か月程度続くなど個人差が大きいです。
”原因は・・・”
頭から首周辺の筋肉、肩や背中の筋肉の緊張により血管が収縮されて、血流が悪くなると老廃物が溜まってしまいます。そうなると周辺の神経が刺激され発痛物質を放出することにより、頭痛が引き起こされます。これは身体的・精神的なものが原因とされ、パソコン作業などを長時間同じ姿勢で行う方に多く見られるものです。慢性化する方は精神的なストレスが加わることにより、脳が痛みに対し敏感になっている状態といわれています。それに自分に合っていない枕を使用していると、首や肩に緊張が生まれ頭痛を引き起こしてしまうパターンもみられます。
”対処法”
首や肩がこっていることが多いので、自分でマッサージやストレッチを行いコリをほぐしたり、温めたタオルを首や肩に当てたり、お風呂に入ったりと血流をよくするように心掛けましょう。逆に冷やしてしまうと血流が悪くなり痛みが取れてきません。頭痛が起きたときにはストレスになっている事を避けて、気分転換してみることも対処法のひとつです。
②偏頭痛
”症状は・・・”
偏頭痛はこめかみ辺りから眼の辺りがズキンズキンといった拍動性の痛みのある頭痛となり、頭を動かしたり痛みがヒドくなったりします。頭痛の他にも、吐き気や嘔吐しちゃうなどを伴うこともあります。また光や音に対してや、気候の具合、気圧などに敏感になり、その人によっては頭痛のでる前兆として光がギザギザした輪っかのようなものが見える(閃輝暗点)といった症状も特徴のひとつとなります。一度この頭痛がでると数時間から2~3日続いたり、多い人では週に1度起きたりもします。
”原因は・・・”
脳の血管が拡張したことで周囲にある三叉神経を刺激し、そこから血管を拡張する作用をもつ炎症物質が過剰に放出されてしまうことで、さらに頭痛を悪化させてしまいます。心身にストレスを受けているときは収縮している血管なのですが、ストレスから解放される際に、そんな際に急に拡張が起きてしまうと偏頭痛となってしまいます。ですので仕事がお休みの日などのリラックスしたときに起こりやすかったりします。その他にも寝不足や寝すぎてしまったり、空腹、過労、女性においては女性ホルモンの動きも大きく係わってきます。またチョコレートやチーズ、ハムやヨーグルト、赤ワインなども偏頭痛を誘発するといわれていますので、過剰に摂取することは控えましょう。
”対処法”
痛みのある部分を冷やしたタオルなどで当てましょう。お風呂に入ったり、マッサージなどは血管を拡張してしまうことになり悪化してしまう可能性があるので避けましょう。光や音にも反応してしまい痛みが増してしまうので、できるだけ静かな部屋で横になることをすすめます。頭痛の出始めにコーヒーを飲むといいといわれますが、これはコーヒーに含まれるカフェインに血管を収縮させる効果があるためです。
③その他の頭痛
多くの頭痛は緊張型頭痛や偏頭痛といった症状が多いのですが、他にも頭痛を伴うものもあります。
『 群発性頭痛 』
群発性頭痛は左右のいずれかの眼の奥辺りに激しい痛みが起こり、場合によっては眼の充血、涙や鼻水が止まらないといった症状が特徴です。20~40代の男性に多いというのも特徴です。1~2ヶ月のあいだ毎日のように続く頭痛で、半年から2年といった周期で起きたりします。
頭痛に悩むみなさんはどのパターンだったでしょうか。パターンは人により本当にさまざま。
やまざき接骨院は緊張型頭痛、偏頭痛に対しても丁寧にアプローチしています。お困りの方はお気軽に一度相談してみて下さい。